VirtualBox上のCentOSの容量拡張した
久しぶりにGNOME経由でログインしたら
どうやら、試しにインストールしたソフトウェアがでかかったみたいで、
/領域を圧迫したらしい。テストサーバでよかった。
ということで、ゲストOSのディスク容量を変更してみました、
滅多にやらないことなので忘れないように書いておきます。
環境は以下の通りです。
[環境]
ゲストOS:CentOS release 6.6 (Final)←拡張するサーバ
ホストOS:CentOS Linux release 7.0.1406 (Core)
VirtualBox:4.3.22
前提確認
- ゲストOSの電源がOFFになっていること
- VirtualBoxマネージャを確認し、ゲストOSに割り当てているvdiが可変サイズのストレージになっていること
(ゲストOS)# df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/mapper/VolGroup-lv_root 8.8G 8.6G 0 100% / tmpfs 499M 76K 499M 1% /dev/shm /dev/sda1 477M 29M 424M 7% /boot
- ゲストOS上の拡張したい論理領域がLVMで構成されていること
仮想ディスク(.vid)サイズの変更
10GB→20GBに変更するため、ホストOSのコンソールでVBoxMageコマンドを実行します。
(ホストOS)# VBoxManage modifyhd [対象仮想ディスク].vdi --resize 20480 0%...10%...20%...30%...40%...50%...60%...70%...80%...90%...100%
!!一度拡張すると、縮小はできないので注意!!
以下の通り、仮想的なサイズが変わっていると思います。
※実際のサイズの項目は変わりません。
仮想ディスク拡張用パーティションの作成
Gnome Partition Editorという、Gnome公式パーティションエディタを使ってパーティションサイズを変更します。
GParted -- A free application for graphically managing disk device partitions
(ちなみに、gparted-live-0.18.0-2-i486.isoを使いました。)
- 1.VirtualBoxマネージャGUIよりゲストOSを選択し、ダウンロードしたisoファイルをマウントする。
(ゲストOS名が違うのは気にしないでください。)
- 2.ゲストの電源を入れると下記の通り、GPartedの起動選択画面が表示されると思います。
※ゲストOS(ここではCentOS)の起動画面が出てしまった場合、BIOS設定からブートシーケンスを確認してみてください。
- 3.下記の通りオペレーションすると、GPartedのデスクトップ画面が表示されるはずです。
GParted Live (Default settings)を選択(選択後チェックがかかるため暗転します。)
Dont't touch keymapを選択
15: Japanを選択
キーボードのEnterのみ押す(デフォルトで0が入ります)
以上の通り実施すると、筆者の環境だとこんな画面が出てます。
- 5.Applyを実施後、以下の通り未割り当て領域がなくなればOKです。一旦OSの電源を落とします。
/dev/sda3が割り当たっているのがわかると思います。
ゲストOS上でのLVM拡張
isoを取り除いてゲストOSを起動してください。
fdiskで見ると割り当てた/dev/sda3がゲストOSからもちゃんと認識されていました。
(ゲストOS)# fdisk -l ~~~~~~~~~~~~~~省略~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ /dev/sda3 1382 2611 9876480 83 Linux ~~~~~~~~~~~~~~省略~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
作成したパーティションをゲストOSに認識させます。
(ゲストOS)# pvcreate /dev/sda3 Physical volume "/dev/sda3" successfully created
vgdisplayでボリュームグループ名を確認します。
(ゲストOS)# vgdisplay --- Volume group --- VG Name VolGroup ~~~~~~~~~~~~~~省略~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
vgdisplayで確認したボリュームグループに対して、/dev/sda3を追加します。
(ゲストOS)# vgextend VolGroup /dev/sda3 Volume group "VolGroup" successfully extended
VolGroupに追加した、領域を使えるようにします。
(ゲストOS)# lvextend -l +100%FREE /dev/VolGroup/lv_root Size of logical volume VolGroup/lv_root changed from 9.04 GiB (2313 extents) to 18.45 GiB (4724 extents). Logical volume lv_root successfully resized (ゲストOS)# resize2fs /dev/VolGroup/lv_root resize2fs 1.41.12 (17-May-2010) Filesystem at /dev/VolGroup/lv_root is mounted on /; on-line resizing required old desc_blocks = 1, new_desc_blocks = 2 Performing an on-line resize of /dev/VolGroup/lv_root to 4837376 (4k) blocks. The filesystem on /dev/VolGroup/lv_root is now 4837376 blocks long.
以上で拡張完了です。dfコマンドで確認してください。
# df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/mapper/VolGroup-lv_root 19G 8.6G 8.6G 50% / tmpfs 499M 0 499M 0% /dev/shm /dev/sda1 477M 29M 424M 7% /boot